2006年5月に全国各地の社会保険事務所において、本人からの申請がないにもかかわらず、国民年金保険料の免除承認等に関する手続き(国民年金法等に違反する行為)を行っていたのが発覚しました。
2006年8月、31地方社会保険事務局、116社会保険事務所で222,587件の不正免除が行われ、大半は本人の意思を確認していなかったことが判明し、関与した職員1,752人が処分されました。
背景
2005年11月、社会保険庁長官の緊急メッセージに基づき、全国で2%の納付率向上の目標が設定されました。納付率をアップさせるためには、納付者の数を増やす(分子対策)か、納付の対象者・対象月を減らす(分母対策)の2つ。安易に目標を達成する方法として、不正免除が発案され、実施されました。
不正免除の手法
1.先行入力方式(本人の意思を確認する前に入力)
2.申請意思の推定方式(期日までに意思表示がない場合は、申請の意思があるとみなす)
3.電話による意思確認方式(電話で確認して手続きを行う)
(サイト運営者のコメント)
電話で確認しただけで正当に手続きができる仕組みは、あってもいいとは思います。使いやすい仕組みの構築は納付率アップに繋がるでしょう。しかし、1の先行入力や2の推定方式は見かけの納付率を上げるものの、後で正確な数値を出そうとすると必然的に下がります。そのために費やす労力があるのなら、短期的な納付率向上より、根本的解決に労力を費やすべきだとは思います。国家100年の計という言葉もありますし。
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